top of page
執筆者の写真crabapple(クラブアップル)

2021-11-28 季節のアロマ&ハーブ<紫根のバーム>

午後1時から紫根のバーム作りを行いました。

紫根は、ムラサキというムラサキ科の植物の根で、古くから薬にも染料にも使われてきました。

江戸時代から使われてきた紫雲膏という軟膏があります。紫根、当帰、胡麻油、黄蝋、豚脂などを配合した軟膏で、湿疹や痔、ひび、あかぎれ、火傷などに用いられてきました。

 成分として含まれるシコニンが、皮膚の保護と修復に働くと言われています。

 

今回使用した植物油は太白ごま油とホホバ油です。ごま油は熱に強く、熱を加えることで、劣化、酸化がしにくくなります。またホホバ油も熱に強く酸化しにくいです。これら植物油を熱し、紫根、当帰のエキスをよく染み込ませ、蜜蝋、精油、シアバターなどを使って仕上げます。

 赤色の美しいバームが出来上がります。

 かかとのがさがさや、冷たい水洗いのあとの手の保護、あかぎれ、霜焼けなどに役立つと思います。

ただし、光を集めて炎症を起こす光感作作用がありますので、塗布した箇所を太陽に直接晒すことは注意しなければなりません。

 紫根のバーム作り終了後、リクエストのあったハーブウオーター講座を希望者のみで行いました。材料は、月桃とユーカリ・グロブルスです。それぞれのハーブウオーターを採り、フェイスミルクと、ユーカリ・グロブルスウオーターを使った消毒用ハンドローションを作りました。


 もう11月も終わりです。日の暮れも早くなり、午後4時半をすぎると辺りは暗くなります。コロナもこのところ落ち着いていますが、新しい変種株が出たとの報道もあり、まだまだ油断はできません。しっかり感染対策は怠らず、日々を過ごしていきましょう。










閲覧数:12回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


ワイルドパス
bottom of page